カードごとで長所は異なる
前編では、ブラック・プレミアムカードのおおまかな定義をお伝えしました。ホルダーの方であればご存知のことも多かったでしょうが、まとめてみることで、活用しきれていないサービスもあったのではないでしょうか。
後編となる今回、まずお教えしたいのは、各カードでは長所が異なること。つまり、ニーズに応じてブラック・プレミアムカードも使い分けたほうがいいこともあるのです。
一方で、JCB(ザ・クラス)はポイント付与で三井住友に劣るものの、コンシェルジュサービスに力を入れていて、対応は自社スタッフ。社内研修も定期的に開催し、一定の経験を積まないと、JCB(ザ・クラス)の担当にはなれません。非常にクオリティが高く社内に部署があることから、レスポンスもスピーディなことで知られています。
つまり、ポイントを重視するなら三井住友、決め細やかなコンシェルジュを求めるならJCBというように、使い分けをしたほうが、より満足度は高まるということです。
ホルダーにならないと知りえないサービスも
ブラック・プレミアムカードには、インビテーションに記されていないサービスもあるようです。
例えばJCB(ザ・クラス)なら、ディズニーランドのラウンジ優待チケット。各アトラクションには優良顧客向けにラウンジがあり、そこで休憩できたり、優先的に入場もさせてもらえます。
なぜ、こういった見えないサービスがあるかというと、ホルダーになることで得られる満足感を高めるためであり、目指したいと思わせる仕組みづくりでもあると思います。これは、ミステリアスな異性に惹かれる心情に似ているのではないでしょうか。
ホルダーとして知っておきたいこと
ブラック・プレミアムカードを持つ身として知っておいていただきたいのは、各カードで高水準のサービスは提供するものの、違いがあるということ。また、いくら最高峰のカードでも、できること・できないことがあるということです。コンシェルジュがつくとはいえ、ライブや演劇で最前列の席は確保できませんし、夜景が素晴らしいレストランの窓際の席が優先的に予約できるわけでもありません。あくまでホルダーの代理であり、手間や時間の節約にひと役買ってくれるということです。
ですが、これらを熟知して使えば生活の利便性は格段に向上し、まさにプレミアムな恩恵を受けることができます。これぞ、ブラック・プレミアムカードを使いこなす、最短ルートではないでしょうか。
今回は前編と後編を通じて基礎知識についてお伝えしましたが、次回からは、皆さまの資産価値を上げる、実用的な使い方や、秘められた実力についても触れていきます。乞うご期待ください。
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