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ブラック・プレミアムカードの価値が高まる使い方 2/3回

マスターカード最高峰のサービスをロープライスで享受

最後に、ちょっとした裏ワザを紹介します。国際的なブランドとして知られる「マスターカード」ですが、この最高峰が「ワールドマスターカード」と呼ばれる、プレミアムカード。日本で発行するのはSBIのみで、それが「SBIワールドカード」です。

サービス内容は申し分なく、1億円以上の付帯保険、プライオリティ・パス、マスターカード加盟店での優遇など、数え上げればキリがありません。なかでも、国内の厳選されたホテルや旅館のアップグレードやレイトチェックアウト、海外旅行からの出発・帰国時の手荷物無料宅配、全国約50店舗の有名飲食店を2名以上で利用すると1名分が無料になるなど、様々な特典が用意される「Taste of Premium」はハイクオリティのサービスとして有名。年会費は15万円(税抜)と、プレミアムクラスに相応しいと言えるでしょう。

ところが、この「Taste of Premium」ですが、もっとリーズナブルにサービスを受けられるカードがあるのです。それが、「シティ リワード ワールド カード」。なんと、年会費1万2000円(税抜)にも関わらず、「Taste of Premium」のサービスが利用できます。もし、これを使いたいならSBIワールドカードではなく、シティ リワード ワールド カードをサブカードとして持つことをお勧めします。

 
ブラック・プレミアムカードの代表的なサービスであるコンシェルジュ。とはいえ、各カードで特長が異なるとわかった。それゆえ、ニーズに応じて選んだほうが、満足度は高まるというわけだ。また、コンシェルジュは利用すればするほどホルダーの嗜好や情報が蓄積され、よりニーズに沿った提案が返ってくるようになるので、積極的に使っていくようにしたい。

次回は、ブラック・プレミアムカードの「保険サービス」をトピックに、クレバーな使い方を提案しよう。


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菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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