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The Style Concierge

内藤忍のマネーカフェ|特別編
「第2回世界の資産運用フェア」レポート(後編)

▼日本在宅:天田浩平氏

東京都内の中古ワンルームマンショ投資で日本トップの実績を誇るのが、日本財託。昨年10月に内藤氏と重吉勉社長が対談を行った。

同社の特徴は、物件紹介だけではなく、管理も行ってくれること。その数は1万4801戸で、オーナー数は5746人。しかも、家賃収入の要となる入居率は99.02%と驚異的な水準。つまり、それだけハイレベルの物件を投資家に安定供給しているということだ(2015年8月末現在)。イベント会場で重吉社長のお姿は拝見できなかったが、同社営業部でトップセラーの天田浩平さんからお話を伺うことができたので、それをお伝えしよう。

「投資家の間で、買いの雰囲気は継続しています。利回りは平均4%台。芝浦など湾岸エリアが注目で、五輪に向けた開発効果も期待できます。流通も活発で、良い物件は成約スピードもスピーディです。不動産投資ではエリア、物件タイプもマンション1棟から区分所有など、様々なスタイルを選ぶことができます。そういったなか、管理もすべて任せることができ、これだけの利回りが出せるというのは、私どもの強み。手間がかかりませんから、REITと似たような感覚で取り組んでいただいても結構です。分散投資のひとつとしてご活用いただきたいと考えています」

海外、とりわけ新興国の不動産投資と比べると、利回りは低くなる。とはいえ、為替リスクがなく、国内で運用できるという安心感もあるのではないだろうか。エリアなど物件ニーズを捉えることで、安定した収益が期待できるだろう。

▼フォーランド リアルティ ネットワークジャパン:中尾孝久氏

シンガポールやマレーシア、フィリピンにおける不動産投資をサポートするのが、フォーランド リアルティ ネットワークジャパン。中尾孝久社長との対談は、昨年11月に公開した。当時は、首都マニラにおいて開発が進む、マカティ、オルティガス、グローバルシティといった有望エリアについて、コンドミニアム投資の妙味について語っていただいたが…。

中尾さん

「グローバルシティは街自体が大きく変わりました。建設スピードが速く、とにかく建物がどんどん建ち続けていますね。日本人投資家からの注目度も高く、物件在庫も順調に消化するほどです。一方で、新たなプロジェクトも進められていて、シャングリラホテルの開発にも携わるチームが手がける高級コンドミニアムが来年夏にオープンする予定。マカティの物件は減っていますが、今後はグローバルシティで増えていきそうです。そういう意味でも、投資機会を捉えることは可能でしょう」

エンリッチ編集部

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