保有している土地を活用するという発想だけではなく、自分の投資の目的をまず明確にして、ゼロベースで考えてみることが大切だと思います。
もしその土地を保有していなかったとしても、購入して賃貸物件を建てるという選択をするのか? そう思えないなら、別の選択肢を比較検討してみた方が良いでしょう。
土地の有効活用は、賃貸物件だけとは限りません。近年であれば、ファミリー・単身世帯を問わずコインランドリーやレンタル倉庫に対する需要は高く、こういった手段で収益を得ている投資家もいます。何よりも大事なのは、ニーズに合った土地の使い方ではないでしょうか。
一方、近年はご質問者のように親から受け継いだ土地でアパート経営を始める人が後を絶ちません。その際、不動産会社などとサブリース契約(不動産会社が貸主から賃貸物件を借り上げ、入居者に転貸する契約)を結ぶケースが目立ちます。
大家からすると経営の手間を省くことができ、空室リスクを気にせず家賃収入を得られるので好評ですが、賃料保証の引き下げといった、トラブルも散見するようです。信頼できる相手かどうかを確かめたうえで、話を進めましょう。