空飛ぶクルマを開発する株式会社SkyDriveと有志団体CARTIVATORは、2019年12月に日本で初めてとなる「空飛ぶクルマ」の有人飛行試験を開始した。
SkyDriveは航空機・ドローン・自動車のエンジニアが集う有志団体CARTIVATORメンバーを中心に発足した「空飛ぶクルマ」の開発・製造・販売を行うスタートアップ企業。現在、SkyDriveとCARTIVATORは、空飛ぶクルマの共同開発を行っている。
2019年5月にSkyDriveとCARTIVATORは、豊田市と『新産業創出へ向けた「空飛ぶクルマ」開発に関する連携協定』を締結。1万平米の開発拠点、日本最大級の屋内飛行試験場を活用できる事になり、開発スピードを格段に高める事が可能となった。今回の有人飛行試験を2020年夏のデモフライト、及び2023年の販売開始に繋げ、新たなモビリティ社会の創造に貢献していくとしている。
空飛ぶクルマの正式名称は「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」。電動化、完全自律の自動操縦、垂直離着陸が大きな特徴。世界各国で開発が進んでおり、日本においても都市部でのタクシーサービス、離島や山間部の新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されている。