ユネスコ世界遺産に選ばれたモエ・エ・シャンドンのセラーが、約1年間にわたり行っていた改装工事を終え、2015年10月1日よりリニューアルオープンした。
創業1743年のシャンパンメーカーであるモエ・エ・シャンドン。同社のフランス エペルネを中心に広がる敷地内にある「セラー」と迎賓館「オランジェリー」、「ホテル モエ」は、2015年7月にAOCシャンパーニュ地区を代表する歴史的建造物として、ユネスコ世界遺産に選ばれている。
この改装工事は、保全とバリアフリー対策を主な目的として行われた。中庭、フランス王室と3代目当主ジャン・レミー・モエの交流の歴史を伝えるサロン、そしてブティックを改装し、見学ツアーも再開されている。
ツアーでは、ナポレオンが1807年7月にセラーを訪れたことを示す大理石のプレートや、ナポレオンの訪問の際にジャン・レミー・モエに贈られたナポレオン カスク(樽)などのコレクションを見る事が出来る。