森トラスト株式会社は、6月18日の全国への移動解禁についての政府発表を受け、7月1日に「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」、7月22日に「JWマリオット・ホテル奈良」を開業すると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大による日本の観光産業への打撃が深刻化するなか、都道府県をまたぐ移動が解禁となる6月19日以降は、感染予防と両立しながら社会経済活動を回復させていく事が急務とし、開業準備を進めてきた「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」を7月1日に、「JWマリオット・ホテル奈良」を7月22日に、それぞれ開業する運びとなったという。

「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」は、ヒルトンとしては日本初となるビーチリゾート。美しい海に囲まれた沖縄県瀬底島に位置し、世界遺産などの人気スポットや、沖縄北部に広がる自然豊かな観光地にもアクセス可能なロケーションとなっている。

「JWマリオット・ホテル奈良」は、日本初進出となるマリオット・インターナショナルの最高級ブランドのホテルで、奈良県で初となる外資系ラグジュアリーホテル。国内最多の世界遺産を有する奈良が国際的な観光都市へと発展する一助となるべく、開発を推進してきた。観光資源の豊かさから多くの訪問者数を誇っている奈良における新たな受け皿としてだけでなく、目的地としても価値のあるホテルとなることを目指しているという。

同社は、ヒルトン、マリオット・インターナショナルと築いてきたパートナーシップを結実させた2つのホテルを、日本が世界に誇る観光地に開業させることで、国内の観光需要を喚起し、地域経済の振興に寄与、観光産業の早期復興に貢献していくという。

なお、両ホテルにおいては、感染予防のための対策を十分に講じた上で、運営を行っていくという。