フライングブリッジは10名がくつろげるのでドライバーが孤独になることはなく、ワイドで開放感があることから洋上からの視界を遮らない。雄大な景色を独り占め、あるいは仲間たちと共有できる。
「船上から花火を眺めたいといった声もあり、空と水平線が臨める設計にしました」
このように、外観とインテリア、すべてにわたりラグジュアリーを追及した『EXULT 43』。これまで、マリンビジネスに真摯に向き合ってきたヤマハだからこそできたことだろう。「贅を尽くすことで満足感はもちろん、先進的なデザインと機能、伝統的な技術を用いることでストーリー性や深みも持たせることができ、一層のステイタスをご提供できると考えています」
それこそ、プライベートの息抜き、専属のコックを呼んで調理を任せた船上パーティ、夏場なら海や河川から花火を眺めるのも一興、たまにはひっそりと船中泊、取引先を招いてクルージングを楽しんでもいいだろう。
いずれにしろ、多岐にわたるマリンアクティビティのニーズに応えてくれるのが『EXULT 43』なのだ。洋上の迎賓館と銘打つだけあり、別荘のように使うこともできる。生活のあらゆる場面をグレードアップしてくれるに違いない。
取材協力:ヤマハ発動機株式会社
TEXT:大正谷 成晴