シガーバーで見つける、珠玉の一本
日も暮れて来たらシャワーを浴びて、向かう先はシガーバー「The Drawing Room」。格調高い空間に身が引き締まる思いがする。
周囲を見渡すとスマートカジュアルに身を包んだ紳士・淑女がシガーを楽しんでいる。イントネーションから察するにオーストラリアからのゲストだろうか。
アウトドアを満喫した昨日までとうって変わって、今日は洒脱な空間にたっぷりと浸ってみるつもり。とは言ってみたものの「シガーバーは以前、日本で友だちに連れられて体験して以来だったかな」。
少しの緊張とともに入店してみたけれど、マオカラーのジャケットがよく似合うスペイン出身のマネージャー、Mr.イーロンからシガーの手ほどきを受けて、徐々にシガーをふかす姿も様になってきたようで。
「シガーを楽しむにはなんと言ってもブランデーです。さあ、ふかした後にブランデーを口に含んで転がしてみてください。どうです……? 芳醇な味わいが口と鼻に広がってデリシャスでしょう!」。
往年のハリウッドスターを思わせるシガーとブランデーの組み合わせに、自分の男っぷりが上がった気分に。